つくしんぼうと山桜

手抜きしつつ毎日着物で過ごしています

薄物の季節になりましたが…

 

今日から7月。着物本に載ってる着物ルール的には薄物の季節。

・・・が、諸事情(←あんまり持ってない)により生地は薄いけど薄物じゃないコレ着てます。

 

f:id:aki67:20140701160438j:plain

半襟と帯はちゃんと夏物。白の半襟って涼しげ。

 

季節と着物

着物本や和服系のサイトには7月8月は薄物(涼しげに透ける物or麻)って書いてありますが、入手方法がリサイクルメインの自分には薄物をGETするのは結構大変。何しろ透けるので、身丈の足りない着物を腰紐の位置でごまかして着るって方法が使えない。(腰紐を本来の位置よりググッと下げて帯の中におさまらない位置で締めて強引にお端折りを出す着方) なのでこの時期は「涼しそうな着物」で乗り切ってます。

着物本はあくまで参考

着物本は便利だし、なるほどーって感心する事もいっぱい。でもあの手の本の事細かい決まりって目安でしかないと思ってます。大体、住んでる地域で気候も違うし、礼装じゃない限りそんなに細かく言いつけを守る(?)必要もないかな、と。ビミョーに季節の過ぎた柄を着るとか、お花見に行くのに満開の桜柄を着て行くみたいな野暮な事さえしなければいいんじゃない?って思ってます。

色と季節感

もちろんちゃんとしたお出掛けならきちんと着たいなーとは思いますが、お家で着る分には見た目的にサラッとした違和感のない薄さで、それなりに涼しければいいかな・・・と。浴衣ばかりっていうのもつまらないので、お家で楽しむ分には半襟や帯の選び方で涼しげに見せて楽しむ方がいいと思ってます。細かいルールは改まったお出掛けや正装の時にしっかり守るとして。

 

f:id:aki67:20140701160437j:plain

足袋は省略w

 

f:id:aki67:20140701160439j:plain

羽根をちょっと出したカルタ結び。でも中心ズレてる。。。

 

暑さ対策

インナーは木綿の筒袖半襦袢。袖の長さは肘がやっと隠れるくらい。嘘つき袖も省略。半襟は購入時についていた白の絽。見た目にも、実際着ていても涼しいです。襟芯はカーブ襟芯をいれて、首からそれなりに浮かせてきています。衣紋も結構抜いていますが、やっぱり衣紋を抜くと涼しいです。(外出時は日焼け対策をしないととんでもない事になりそうですが…。)

また、帯はカルタ結びで背中を隠す面積を小さく。個人的な好みで羽根を少し出す方が好きなので控えめに出してますが。前板もメッシュじゃないのは蒸れて厚いので今日は省略してみました。

 

f:id:aki67:20140701160440j:plain

カルタ結びは背中に触れる面積が少ない分涼しい。

 

リレーコーディ  →→半幅帯→→

一昨日のコーディから帯をリレー。着物も半襟も違うので、すっかり印象が違います・・・って面積的に当然ですが。帯のスモーキーな藤色を生かして、同系色でまとめてみました。半襟も涼しげに見えるという理由以外に、色合わせの邪魔をしないようにって理由もあります。柄物の半襟ばかりでしたが、白の半襟ってやっぱりいいな~って思います。

 

 

着ているもの

着物類
  • 薄手の化繊系ウール(バチ襟)  *腰紐×1 胸紐×1 伊達締め(正絹)
  • 半幅帯(半分に折られた八寸名古屋) *カルタ結びなら帯締め要らず
  • 白の半襟(絽?)  *半襦袢に元々ついていたもの カーブ襟芯使用
肌着類
  • 筒袖半襦袢(木綿)  *背中に紐付きなので胸紐不要
  • 湯文字(自作)

 

以上、薄物欲しいなぁと思いつつ薄手の単衣で頑張る本日のおうち着物でした。