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つくしんぼうと山桜

祖母を想って着物を着ています

難あり品(穴あき)の厚手の綿っぽい着物の補修

木綿&麻の着物 単衣 お買物 縫い物
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昨日着てた着物はまとめてドン!方式に入っていたおそらく綿)もしかして化繊混?)の厚手のもの。出品ページにもこの穴の事はちゃんと書かれていて、サイズが合わなければ帯か何かにリメイクしようと思っていたんですが、幸か不幸かサイズ的に行けそう。・・・って事で頑張って自力で補修してみました。

 

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穴あき画像を取り忘れたのでいきなり修繕後の画像です。

 

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画像だとわかりにくいけど、直したのは袖の袂の付近の2か所。

 

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柄が繋がるように頑張ったけどここまで寄るとすぐわかりますね。

 

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こっちは柄が消えてるけど、まぁしょうがない。

 

●補修前の状態●

いちばん上は畳まれた画像で袖が写ってます。画像の右が袖口側、左が袖付け側。穴は右袖の後ろ側の下の方(袂に近い位置)に2か所。焦がしちゃったのか、何かこぼしてそのまま放置されて生地が劣化したのか、よくわかりませんでしたが、穴の淵に焦げたような黄ばんだような色になっていました。穴のサイズは大きい方(2番目の画像)が1.5㎝×2㎝程度、小さい方は0.5㎝×1.5㎝程度。ただ、小さい方は色の変わっている部分があり、それを残してもしょうがないので、お直し後は穴のサイズが少し大きくなっちゃいました。

 

●修繕手順●

1.継ぎ足す生地を確保

余り布は付いていないので、縫い代の目立たない部分から切り取って使う事に。脇の裾付近の方が力が掛かりにくいし目立たないかな?と思ったけど、いちばん幅の取れる部分が袖(袖付け側)だったので、同じ右袖の肩付近の縫い代で柄が続きそうな部分を選んで切り取りました。

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袖付け部分の裏側。上の方が元の縫い代。細長い四角に切り取ってます。画像は縫い代の始末の後。

2.切り取った肩の縫い代を折り込んでまつり縫い

切り取ったまま作業をするとほつれてしまいそうだったので、肩の縫い代の始末が先。縫い代を折り込んで、身頃に細かくまつり縫いしました。この生地は杢調で糸が目立ちにくいけど、布に渡っている糸1本を掬うつもりでなるべく表に響かないように気を付けました。

3.穴のほつれ止め

穴の部分の淵は折り込んで裏から当てた生地に縫い付けているけど、あんまりたくさん折り込むと穴が大きくなってしまうので「ほつれ止めピケ」をでほつれ止め。折り込むのは最低限(2ⅿⅿ位)にしました。

4.裏から当て布

肩から切り取った生地がほつれないようにロックミシンでかがり縫い。裏から生地を当て、柄の位置が繋がるように調整してピン打ち。まず当て布の周囲を本体に縫い付けます。この時も糸1本掬うつもりで細かく。

5.穴の淵を折り込んでを縫い留める

ここはもう生地が歪んだり吊れたりしないように気を付けてひたすら細かく縫い付けます。生地のが厚めで段差が出やすいのでかなり細かく縫いました。

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修繕部分を裏から見た所。右側が袂。

 

・・・と、ここまでで「補修終わりー!」と思っていたら、なんだか段差が目立ったので6の工程へ。

 

6.段差を消すステッチ

この生地、ぎっちりと打ち込んでいる感じではなく、ふっくらとした厚みのあるタイプ。そのせいかかなり段差が目立つんです。なので、当て布と本体の生地が重なっている部分に細かいステッチを入れて段差が目立たないようにしました。いちばん目立つのは折り込んだ部分で、ここは生地は3枚重なっているのでステッチを入れたらキュッと引いて、布の厚みをなるべく潰す感じで。

無地だったらかえって目立ちそうだけど、杢調の生地の柄に助けられてステッチはそんなに目立たずに済みました。ちなみに糸はチャコールグレーと墨黒を使って、なるべく生地の色に馴染むように頑張りました。

 

●今回はやめておいたもう一つの案●

穴の位置が袖の一番下の位置だったので、穴の部分から下を切って袖丈を詰める方法もあるんです。正直その方がよっぽど楽。でもこの着物の袖丈は45㎝。詰めてしまうと縫い代をものすごくケチっても42㎝とか43㎝とかになっちゃう。バランス的にそれはちょっと短いなぁ、、、って感じなので、お家限定の着物って事で、穴を塞ぐ方法を試しました。

 

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補修後。肝心の補修部分が写ってないけど。。。

 

着ているうちにまたほつれてしまうようなら袖丈を詰めるしかないけど、とりあえずこれで何とかなりそう。もしダメなら詰めて着ますけどね。

素人の強引補修だけど、とりあえず着れるようになって良かったです。結構好きなタイプの着物なので大切に着たいと思います。

 

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