つくしんぼうと山桜

祖母を想って着物を着ています

モモンガ羽織の作り方

 

先日縫ったモモンガ羽織。自分的メモみたいな感じですが、作り方をUPしてみます。

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テロテロ化繊ニットで縫ったらいい感じの落ち感。かなりそれっぽい。(と思う)

 

●使った生地●

福袋に入っていた化繊のテロテロニットの着分ハギレ。ほとんど伸縮しないタイプの生地。これを1枚キッチリ使い切り。大きさは目安で、縦横比が自分に大体あっていれば多少の差があっても大丈夫かと。

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*2015.3.25追記 長さを間違えてました。今回の生地の長さは120㎝です。 

●裁断●

伸縮するニット生地なら切り替え布は横地(伸縮する方)で取って、身頃より少し短くして伸ばし付けする方がいいんですが(袖口をリブニットで切り替える感じの縫い方)、この生地はほとんど伸縮無し。大きさ的に切り替え布を縦地で取る方が無駄が出ないので、ややイレギュラー的な裁断になってます。

図に書き忘れたけど切り替え布の幅は15㎝位。15㎝に縫い代分も含まれるので、出来上がりの切り替えの幅は7㎝弱になります。袖口の印の位置は中心から15㎝位(印の端から端までで30㎝位)でいいと思います。(この辺お好みで)

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(*この図のように切り分けると紐が取れませんが、耳がやや汚れていたので、それを落とした時に出たハギレで紐を取りました)

 

●縫い方●

1.端始末をする

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切り分けた生地をそのまま置いた図です。袖口と前身ごろの接ぎ合わせ部分なります。まずここをロックミシンほつれ止め。(ロックがなければジグザグミシンでOK)

 

2.袖口を残して身頃の端を縫い合わせる

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生地を1の図の点線のラインで中表に畳んで、縫い代1㎝程度で袖口を残して端まで縫います。端はしっかり返し縫い。あ、ミシン針はニット用を使う事!テロテロ系の化繊ニットは特に穴が開きやすいので・・・。(ロックミシンの針もニット用で!)

 

3.袖口を折り返して縫う

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2で縫った縫い代を割って、袖口を折り返したらぐるっとステッチを入れます。2で縫い合わせた部分は力が掛かるので、返し縫にするか閂止め(細かいジグザグステッチ)で補強しておくといいです。(図中の「閂止め」の漢字間違えたw)

 

4.切り替え布を輪にする

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2枚の切り替え布を中表に合わせて両端を縫い合わせて輪にします。これを外表に畳んで準備完了。

 

5.身頃と切り替え布を縫い合わせる

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身頃と切り替え布を図のように重ねます。(切り替え布は輪が下) 縫いずれないように、両方の生地を畳んで等分の印を入れておくといいです。

 

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ずれないように合わせたら、ぐるっと一周縫います。ロックミシンをお持ちの方は一気にガーッと。お持ちでない方は直線ミシンで縫い合わせてから縫い代にジグザグミシンを掛ければOK。

 

6.仕上げ

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切り替え布の縫い代を身頃側に倒してぐるっとステッチで押さえてます。なくてもいいけど、入れた方が着て切り替え布を折り返す時に落ち着くので。

次に、袖口が両脇に来るように平置きした時の切り替え布の中心位置にステッチを入れます。長さは10㎝程度で切り替え布の幅の中心よりやや内側(身頃寄り)。ここにステッチを入れると折り返す時に綺麗に折れるし、何もないと着る時に中心が分からないので入れてみました。

最後に紐を付けます。位置が実際に羽織っていい位置を探します。今回は切り替え布を縫い合わせた位置が一番おさまりが良かったのでそうしました。本来の羽織の紐の位置から考えたらかなり下になるけど、その辺はなんちゃって羽織なのでおさまり優先で。

 

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紐の位置、わかりますよね?

 

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前からみても結構それっぽいでしょ?

 

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横から見た所。テロテロ生地はやや縫いにくいけど着た時の落ち感がいいです。

 

これ、広げないで畳んだ状態で羽織ると結び紐付きのショールみたいにも使えるんです。そういう意味でも紐の位置が切り替え位置だと便利かもしれません。(画像無し…また今度着た時にでも)

でも紐がなくてもブローチで留めたり、クリップで留めても大丈夫。

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100均の帽子クリップで作ったなんちゃて羽織紐(長さ調節を兼ねてリボン結びにしただけw)なんかも使えますよ。

 

柄物でも可愛いけど、どの着物に出も合わせやすい無地系とか遠目には無地に見える細かい柄物でまた縫いたいです。お洋服にも結構大丈夫だし、畳むのも楽なので夏の外出で日焼けが気になる時や冷房の効いた屋内でも便利ではないかと思います。

 

以上、モモンガ羽織の縫い方でした。