つくしんぼうと山桜

手抜きしつつ毎日着物で過ごしています

かなり小さい葡萄色の銘仙に再チャレンジ(対丈)

 

小さめ着物の着方をあれこれと試行錯誤している訳ですが、今日は小さいにも程があるでしょ…って感じの葡萄色の銘仙を久しぶりに着てみました。

 

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半襟の主張っぷりが凄いw

 

小さい着物

この着物は全体的に小さくて、身幅は下前をかなり浅くしないと無理なレベル。でも極端すぎると上半身まで捻じれちゃうので、上前もやや浅めにしてます。襟合わせはもちろん浅め。衣紋もそこそこ抜いているので前側のお端折りは帯の中にもなく、その分が脇からが後ろに掛けて溜まっている感じです。

 

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流石にお端折りは出なかったw (細めの帯なので幅広にずらせてます)

和の配色

青紫に写ったのを実物に近くなるように修正したんですが、コレがなかなか難しい…。(1枚目の画像が一番近いかな?) 半襟はハワイ感満載なハイビスカス柄ですが、こうして使うと牡丹っぽく見えるような。半幅の辛子色も合わせて和の配色!って感じ。

ちなみに半襟にこの色、胴裏&八掛の配色と一緒。この袖丈に合う襦袢も替え袖もないので、カットソーの上に直接着物を着てます。(=裏が直接見えてますw)

 

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袖ゆらーん。トシとか関係ないw

 

前に着た時の記事がコレ。↓

 

襟周りと裄

裄不足をごまかす為に半襟は肩の部分も結構出てます。寒いのでこれが精一杯だけど、半襟を首から離せばもうちょっと裄が稼げますね。この着物はきっと若いお嬢さんが袴と合わせて着てたっぽい感じだけど、半襟の首周りをゆったり開け、着物の衿も更にゆったりさせたら粋な感じになりそう。(あったかくなったらそれも試したいです)

 

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帯はゆる~く垂らしてます。

身幅不足と裾すぼまり

下前だけでなく上前もやや浅くなっているせいか、動いているうちに帯から下が緩みがち。裾すぼまりがキープ出来ず、帯から下全体が緩くなってしまいました。まぁ正座するには緩い方が縫い目に優しいし、ゆるっと着るのも悪くないけど…もう少しスッキリさせたいなぁ。

着方とかサイズの問題もあるけど、寒いからってネルの裾よけにしたのもよくなかったかな。いまいち滑りが悪いし(この着物の胴裏は綿なので余計に滑りが悪いw)。身幅不足の着物にネルの裾よけ、相性はあんまりよくないですね。(当たり前?)

 

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裾すぼまりはキープ出来なかった…

 

着ているもの

着物類
  • 葡萄色の銘仙 *対丈 *腰紐1 胸紐1 ポリ伊達締め
  • ハイビスカス半襟(自作)
  • 辛子色の独鈷半幅 *片リボン返し 前板無し
肌着類
  • Vネックのベア天カットソー
  • 肩布付美容襟(自作) *4cm幅の糊なしインベルを差し込み襟芯として使用
  • ネルの裾よけ(自作) *足さばき重視でやや短め丈
  • ストレッチレースのハーフトップ
  • 普通の下着
  • 足袋ソックス(普通のソックスをリメイク)
  • かぎ針編みのルームシューズ

 

昨日は「着方を変えたらお端折りが出た!」ってホクホクだったけど、さすがにこの着物は無理でしたw でも前に着た時より本人比で着やすくなったのでOK。 

買った時は樟脳臭く、ずっと干しても取り切れなかった臭いも消滅。小さいけどカワイイ銘仙、スッキリ着れるように頑張ろっと。