リメイク行き覚悟で水洗いしたら案の定縮んでしまった縮緬の袷。ワンピっぽく着てもいいかなって羽織ったら、着物として着れなくないギリギリサイズ???どんなもんかとダメ元で着てみました。
なんかヨレヨレw(自作の美容襟が浮き気味で胸に変なボリュームが…)
縮んだいきさつ
何となく煤けてる気がして、無茶だよなぁとか思いつつリメイク行き覚悟でお洗濯(薄めたシャンプーで洗ってリンスで仕上げという荒業…)。軽く脱水して、とりあえずそのまま乾かしたらストレッチ生地かと思うくらいに縮んだので(特に横方向)、霧吹きで湿らせつつ強引にアイロン。
ある程度は戻せたけど、木綿の胴裏との兼ね合いもあって結構面倒で…大方戻せた時点で疲れて終了。元々小さかった着物が更に小さいサイズになりましたw
パッと見は普通。(※自分比)もちろん対丈。
着てみる
自分の中では身丈は許容範囲(対丈前提)ですが、身幅が。。。とりあえず下前を思いっきりずらせて着ました。脇縫いと上前・下前のそれぞれの端が重なるのが通常サイズと考えると、7~8cmズレてます。(それでも縮んだせいでストレッチが効いて、座ってもはだけないっていうw)
あちこちツッコミどころがありますが、無理やりなら着れる…って逆にビックリ。
全体的に緩いけど自分的には通常運転。
動いてみる
でね…そのまま着て普通に動着まわてみたんですが、やっぱり着崩れやすかった、、、考えられる理由はこんな感じです。
- 古い着物なので糸の弱りが気になってキッチリ着つけにくい
- 同じ理由で腰紐も緩めなので単純に緩みやすい
- 身幅が狭い&腰紐に襟先が掛からないので、褄先が下がって裾広がりになる
- 前側のお端折り皆無&幅稼ぎで下前が極端に浅いので、下前の襟が抜けやすい
結果、どうなるか
下の2枚の画像は少し動いた後の状態。帯から下がかなり緩んで広がってます。(柄に紛れ気味だけど、脇縫いの位置と上前の端の位置に注目)
私は鳩胸で胴の厚みがある体型(更に下腹ポコン)ですが、帯から下の広がりっぷりでどっしり感5割増し、短め丈で更に倍増って感じ。。。
何でこんなに緩むのかと思っていたら剣先辺りが豪快にほつれてた…
腰のあたりのどっしり感が凄い…(背中心がすっごい端に寄ってるし)
まとめ
着てる本人は特に窮屈感もなく、ある程度緩んだらそれ以上は崩れないんですよ。でもこの見た目だし…着物として着るならおうち限定かなぁ。でも昔風な着方の路線で工夫したら、もうちょっとマシに着れそうな気もしてます。(襦袢は普通に着て着物だけ肩を落として襦袢をガーッと出す着方にしたらそれなりに落ち着いたし)
あと、水洗いしても胴裏がなければアイロンで伸ばすのは比較的簡単なので、胴裏を剝がして単衣(もしくは胴抜き)にしつつ、脇縫いで幅出しするのもいいかな…なんて思ったりしてます。洗いに出すよう品物じゃないので、今後もおうちで洗うのは確定してるし。
この着物ってかなり雑に扱ってる割には愛着があって、処分する気にはなれないんですよ(そんなのばっかり)。肌触りはいいのでガウンみたく羽織るとかもアリかな?とか、ブラウジングしてワンピみたく着るのもいいかな?とか思いつつ、もう少し着物のまま遊ぼうかな…って思います。
着ているもの
着物類
肌着類
- アメリカンコットンの肌襦袢(自作) *笹島さんの本の簡易式肌襦袢
- コットンの裾よけ(自作) *やや幅広の物をチョイス(はだけにくさ重視)
- カップ付きのタンク・普通の下着
- 足袋ソックス(100均)
- 草履型ルームシューズ(自作) *ビーサンリメイク
しょーもない失敗でも遊べるもんだなぁと感じた本日のおうち着物でした。