ねんねこと思い込んでた着物をダメ元で着てみたらなんとなく大丈夫だった件。
元の持ち主さんによるとかなり古い物らしい
思い込みでしまい込んでいた年代物の着物
裾に入った綿が婚礼衣装!?ってレベルで(表に出てる八掛の幅が3㎝もあるし衽や袖口にも綿が入ってる)、勝手にねんねこだと思い込んでいたんですが、よく見たらねんねこじゃないし。引っ越しの時の着物のダンボールを整理している途中に気付いてビックリ。
よく見たら地味に肩上げがしてあるので子供用かと思いきや、広げてみたら意外と大きい。肩上げの糸を抜いてなんとなく羽織ってみたところ、対丈でイケるサイズ感で更にビックリって感じ。
しつけ付きだけど保管時に皺がつかないように縫っておいたっぽいし色褪せもあるけど、アンティークならこの位は全然許せるレベル。衽に綿入りってもしかしてお引きずり仕様なのかな?とか思いつつ、お遊び半分で着てみました。
ギリギリの対丈なので衣紋はあまり抜いていません
ラフに着る対丈
かなり古い物らしいのであんまりガチガチに着ると縫い目が不安。しかも肩上げの糸を抜いたままアイロンも何もしていないので、とりあえず身体に巻いて紐で止めただけのラフな着方にしておきました。
衣紋は抜きすぎると前裾が短くなってしまうので、窮屈に見えない程度に。裾だけはだらしなく広がらないように気を付けたつもりです。皺っぽくて古さ全開の着物で裾広がりだと、ただただみすぼらしくなってしまうので。
腰紐をして襟を整えたら直接帯を巻いただけ。でも胴裏が木綿で滑りにくいせいか胸紐無しでも無問題。(いつも皺が出ちゃう背中に全く皺が出なかったというミラクルのおまけつき)
サムライ結び(手先が短くて抜けそうなので折り返した)
解くのが惜しくなってきた…
着ているもの
メイン
インナー
- 筒袖半襦袢 *背紐付き
- 綿ブロードの裾よけ(自作)
- 伸びないタイプの綿天竺のキャミ+普通の下着
なんだかんだ言って華やかな着物なので(袖丈も長いし)、半襟と帯の黒で落ち着かせたつもり。色褪せもあるので、濃い色を合わせた方がいいような気がしたし。※トシ考えなさいよ的な着物なのは百も承知ですw
コレ、何かにリメイクするつもりでいたけどやっぱりこのままにしておこうかな。タートルインで短く着るのもよさそうだし。で、もう一つのリメイク候補の袷は水洗いで胴裏だけが縮んだので解き決定。
なかなか進まない分別ですが、別の物に再生させた方が出番が増えそうなものは無理して着物のままにしておかなくてもいいかなって思えるようになってきました。(縫うテンションが全然上がらないので、再生出来ていないのが現状ですが…)
ま、楽しみながらぼちぼち頑張ります。