レトロでカッコいいJuki編機。古いけどピッカピカ。
ビジュアルがめちゃめちゃカッコいい
いったいどれだけ持ってるの…と自分で呆れつつ紹介するのはジューキの古い編機。だいぶ前に未使用完品で入手。これはブラザーのレトロな太機(KH-220)同様、針押さえがスポンジじゃないので針の錆びが出にくいタイプなのです。
この時代のレタリングってホント好き
昭和全開な箱(この文字の感じも大好き)
箱はかなり年季入ってる感じ
付属品もピッカピカ
セレクター付き
取説も綺麗
久しぶりに出してみたのはアモーネ(ブラザーのプラ機)とセレクターを比較したかった為。(※出したのは今日ではなく1週間くらい前です)
とりあえずセッティングして試し編み。編み出しは手早く楽に出来る編み出し板を使う方法ですが、この機種には付いていないのでテーブルに設置してあるページワン(シルバーの9㎜プラ機)の物を使用。4.5㎜用の編み出し板はパリエの物があるけど出すのが面倒だったので…。
幅が広い編地の場合は最多で2台分の編み出し板が必要になりますが、9㎜用を少しずらせて重ね、交互に糸に掛かるようにすれば普通に使えます。(ちょっと横ですが9㎜のガーター板ってかなりレアで、以前オークションで見かけた時には恐ろしい金額になっていてビックリ。でも4.5㎜のガーター板があれば9㎜ピッチの編み機で使えるんですよね…ちょっとコツは要るけど。)
編み出し板は9㎜用をずらせて重ねれば4.5ピッチに対応
錆びもないし必要な部分に注油してあるので、キャリジの動きはとっても軽やか。とりあえずメリヤス編みを編んで様子を見てからセレクターを使って模様編みをしてみました。
メッチャ綺麗に編める
セレクターを使って手動で模様編み
引き上げ編みばっかりですが何種類か試しました。
拡大(裏から)
表はこんな感じ(引き上げた目が大きく見える)
拡大
メリヤス編みも綺麗
このセレクターは模様が何目なのかダイヤルで指定出来ます。確認し忘れたけど、セレクターの表面に「20」とあるので最大20目までの筈(たぶん)。アモーネは取説が無いのですが、編んだ状態から考えると7目固定のような??(もう少し試さないと確定出来ないけど、そもそも何目か指定する部分が無いので目数固定なのか間違いないかと…)
で、すっかり忘れていた事が。ピッカピカで編地も完璧なのですが、この編み機、カウンターだけが壊れているのです(普通に取り付けて動いていないのを見て思い出したっていう…)。以前分解して中をじっくり観察したので構造は理解出来ているのですが、なかなか組み立てられなくてそのままになっているんですよね。。。
とっても細かくて滑りやすいパーツ(仁丹みたいな小さなボール状の物)と戻りやすいバネがあり、前回チャレンジした時は集中力が切れてしまい、パーツを無くさないようにジップロックに入れた状態になっていて。
実際に作品を編むにはカウンターが無いのは致命的。別のカウンターでも高さや位置をキャリジに合うように固定出来ればOKですが、シルバーの物は形状が合いませんでした。ブラザーの物はまだ試していませんが、形状的には使えそうな感じ(かなり小細工が必要ですが)…。でもせっかくなのでこのカッコいいカウンターを使えるようにしたいと思っています。
っていうか…編み物も好きだけど編み機そのものに嵌まっている状態。作品を編む事より編み機いじりが目的になりつつあって、自分のイタさを実感しているというか。まぁそれでも楽しめているからいいのかな。(いいって事にしときますw)