守りか攻めか・・・さてどっち?・・・って事で少し迷ったけど、こんちくしょーな気分で選んだらこうなりました。(なんていうかこう・・・やけっぱち系?)
プリントかと思いきや、織柄の薔薇。銅版画みたい。
●退廃的?な薔薇模様●
色合いは派手なんだけど、銅版画に色を乗せたっぽい印象の不思議な薔薇模様。よく行くリサイクルショップの安い着物の棚って「昭和のトンデモカラー率」が高いんですが、その中でもひときわ異彩を放ってました。こういうへんてこなの大好き。着た形跡の無いピシッとした撥襟の単衣、お値段1000円+税。
身丈も十分だけど袖のカーブが大きいのがやや気になる。(好みの問題)
●若くて長身なお姉さん向け?●
この着物、袖付けが短めなので帯を高くしないと身八ツ口が結構あいちゃう。身丈も裄も結構あるし、袖のカーブが大きい事を考えると、当時としては長身な若いお姉さん用に誂えたのではないかと推測。着物を着始めた頃ならガチガチな着物ルールを気にして手が出なかったと思うけど、好きなら着ちゃえばいいじゃんって感じになってきたのを改めて感じます。
買ったのはいつだったか忘れたけど、袖のカーブが大きい&袖付けが短い(身八ツ口があき気味になる)のを直そうと思ったまま放置…。もういいや、そのまま着ちゃえって事で。
ひらひら結びに豹柄ストールの帯揚げをプラス。
●滑りにくくていい事・悪い事●
そんなに厚手ではないけど、張りがあってパリッとした素材。滑りはあまりよくないので上手く着れたらピシッといくけど、今日はいまいち。中に着ている肌襦袢と肩布付の美容襟が不安定・・・っていうか、着物と噛み合ってない感じ。襟の出方がいまいちな時ってつい襟周りだけを直したくなるけど、土台(身頃)の位置を直さないとすぐにまた変な位置に戻っちゃうんですよね。
●全体の位置関係●
下の画像でも衣紋から半襟が出ちゃってるけど、これを直すのに衣紋の真下だけギューギュー引いても動いたらすぐに戻る訳で。(反り身で補正無し=腰の位置は押さえがあまり効いていない) なので、着物と肌着の全体の位置関係を直すようなつもりでしないとダメみたい。
半襦袢で袖も付いていればある程度安定するし、襦袢の袖を引いて首に沿いすぎた襟を直す事も出来るけど、何しろこの半襟って脇縫いすらなくて肩布が付いてるだけ。手抜きした分不便な事もあるけど、その辺は仕方ないかなって感じです。
油断すると衣紋から半襟が出ちゃう。(着方の問題)
●基本に帰る●
・・・って考えると、一番楽なのは、着る時にちゃんと着るって事なんですよねw 肌着の皺もきちんと脇に寄せて、変なたるみを出さないように静かに着るのが一番だとつくづく思いました。
どうも上半身が皺っぽくなる、、、
●着ているもの●
着物類
- 銅版画みたいな薔薇着物(撥襟) *腰紐1 胸紐1(1周目は下前に直接掛ける) ポリ伊達締め
- 斜め縞の半幅(化繊) *ひらひら結び 前板なし
- 豹柄100均ストールの帯揚げ
- 淡い黄色の帯締め *ひらひら結びに必須
- アジアン柄の半襟(自作) *肩布付美容襟に縫い付け
肌着類
着てて上手くいかなくて(´・ω・`)ショボーンってなりつつ、まぁそれなりに着れたからOKって事にした本日のおうち着物でした。