つくしんぼうと山桜

祖母を想って着物を着ています

古ーーい着物の本

 

以前オークションで入手した昭和モード全開な着物関連本。

 

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左と中央は昭和32年、右は昭和29年の物。

 

「和服裁縫獨習書」は婦人生活という主婦雑誌の付録。付録なのに228ページという大ボリューム。しかも1ページの情報量がものすごい。文字も図も小さくみっちり、とにかくぎゅうぎゅう詰め。

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カラーページもあります。…が、モノクロの写真にぬりえ方式で色を乗せてるので妙なレトロ感が漂ってます。注目は中央左の水色のドレスっぽい着こなし。「着物」じゃなくて「KIMONO」ってイメージ。足元も草履じゃなくて靴だし。

 

  

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男性モデルの中に佐田啓二さん(中井貴一さんのお父様)発見。私はリアルタイムでは知らないけれど、中井さんのデビュー当時はあんまり似てないなぁと思っていたんです。でもやっぱり佇まいとか良く似てますね。

 

 

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着物も羽織もバリエーション多し。 

 

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半襦袢とか嘘つき襦袢とかモンペとか。着付け方法も色々。

 

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割烹着にエプロン、上っ張り。寝具一揃いまで載ってる。

 

画像にはありませんが、子供の物や赤ちゃん物、ねんねこ羽織もあるし、お手入れ系も実生活に使える情報がたくさん載っていて、見ていて飽きません。しかもこれって専門書ではなく、主婦雑誌の付録なんですよね。(こういうのを毎号付録としてつけてた当時のスタッフの実力って凄いと思う)

 

 

続いて中央の「女性教室 きもの」から。NHK講座のテキストとして売られていた物のようです。私は大塚末子さんのセンスって凄い!と尊敬しているのですが、講師名に「大塚末子」とあったので入札したんです。

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 やっぱり斬新。大塚先生、攻めてます。着物は大胆に無地を配しているのに帯は着物と同じ柄。こういう日常の着物って短めにハツラツと着てるのが多いですね。他には洋服地で作る衽なしの長着とか、普通の着物に見える二部式着物とか、最近ではあまり見かけないものも多いです。羽織も結構載っていて簡略化されたものや折り紙の奴さんみたいに畳んで作るもじり袖のリバーシブルとかが面白いです。他には襦袢や子供の物、お手入れ法なんかもサラッと載ってました。

実は大塚先生のぶっ飛んだデザインが載っている本をもう1冊持っているんです。そちらも近いうちに紹介したいです。

 

 

最後の1冊は同じ女性教室の「人形」。厳密に言えば着物本じゃないけど、同じ出品者さんだったので一緒に入札しちゃいました。(実はお人形も好き)

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「下町娘」だそうです。下町じゃないでしょコレって思いますが、まあそれはそれとしてとっても綺麗。

 

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作り方も本気です。(これ見て人間の日本髪も結えるんじゃないかと思う位)

 

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こちらは応用作品。粋なお姉さま…と思ったら「年増」って。あ、でも画像のお姉さんは「お梶」さんですのであしからず。

入手困難な材料もあるけど、何とか代用していつかこんな日本人形も作ってみたいなぁ。こういうレベルの高いマニアックな講座がNHKにあったなんて、当時の人が羨ましいなぁ。今の「すてきにハンドメイド」も嫌いじゃないけど、初心者向けの内容を延々とやってるイメージがあって初心者から先は放置ですか?みたいな印象が…。たまにはこういうマニアックな特集やらないかなぁ。(無理に決まってるけど)

 

 

 

…という事で、珍しく画像多めの着物のレトロ本紹介でした。

 

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