つくしんぼうと山桜

手抜きしつつ毎日着物、元保護猫と暮らしています

グラニースクエアの羽織(秋色の段染め) 完成

ラニースクエアのニット羽織が編み上がりました。

昭和のこたつカバー的編地w

 

グルグル編んで一気に片身完成

ネットで見掛けた羽織物が気になって編み図を調べたら、単純にグラニースクエアを6辺に増やして編むだけでビックリ。シルエット的にも和服の羽織にピッタリだし、昭和レトロな編み地にも惹かれて手持ちの色で編んでみました。(ダイソーパティシエ・レトロ 80g×11玉 かぎ針8号使用)

 

脇の下になる部分からグルグルと編み進めるだけで片側(前後身頃&袖)が一気に編めます。4辺で平らになるものを6辺で畳むので普通に広げると余って波打つ訳ですが、コレを平らになるように畳むと身頃と袖になっているという。(この文章で上手く伝わるのか謎…)

 

ちなみに普通のグラニースクエアは長編み3目がワンセットですが、今回は真ん中の長編みを鎖編みに変更しています。買い足しせずに11玉で編み上げたかったのと、少しでも編地を軽くしたかったのが理由。真ん中の長編みが抜けた形ですが、編地を見ても特に問題ない感じなので採用。

 

えびコードの紐

 

バランスを微調整

グルグル編むだけだと袖の太さ=身幅(前後同寸)、その倍が身丈という感じで各サイズのバランスは固定になります。ですが着物用と考えると袖はもう少し太い方がいいし前幅は少し減らしたい。なので、好みの前幅になるまでグルグル編んだ後は前立て部分になる1辺を編まずに往復編みしています。更に後ろの襟ぐりは少し下げる為に(繰り越し分)最後の2段は後ろ中心まで編まず、襟ぐり分を残して引き返しました。

 

編みながら接ぐ(超ラク)

後ろ中心と袖山は接ぎが必要ですが、コレもみ鎖編みと長編みを編むだけの超簡単な方法。上の画像の中央の生成りの毛糸の部分(コードの結び目の後ろ)が編んで接いだ部分です。2枚の編地を中表に重ね、片方の端の目を拾って鎖編み3目(立ち上がり目)。次にもう片方の目を拾って長編み、鎖編み3目、同じ目を拾って長編み1目、鎖編み1目(これがワンセット)。次にもう片方の編地の目を拾ってワンセット編む…を繰り返すだけ。※普通のグラニースクエアの場合は長編み3目でしますが、編地に合わせる為少し変えています。

 

ゴム編み風の引き上げ編み

 

前立ても引き上げ編み

 

袖口は目数を減らしながら拾い目して引き上げ編み(妙につぼまって見える)

 

 

編み方の詳細は正直文章だけで伝わる気がしない…とりあえず自分用のメモという事で。

 

今回は段染め糸を使って編地の面白さがわかりやすくなっていますが、普通の毛糸で編めばかなりノーマルな見た目になるかと。この編み方って残り毛糸を確認をしながら微調整がしやすいのも利点。買い足しの出来ない手持ち毛糸を上手く使い切りたい時にピッタリ。現にこの羽織も固法毛糸を確認しながら編み進め、最後のゴム編み風の部分で微調整して11玉キッチリ使い切れたし。

 

早速次の毛糸で編み始めるべく試し編みをしています。だいぶ前に買ったビミョーな量の色違いがたくさんある毛糸なのでどう使うか考え中。上手くいきますように…!