今日は梅と桜のちま柄ジャガード着物(久しぶり)。半襟にボリュームを出してみようと畳んだ綿ニット(中厚スムース)を試してみました。
ニット生地の半襟、結構普通に使えた。(安ピン止め)
ニット半襟
半襟代わりに使ったのは綿スムースのハギレ(カットソーを縫った時の余り)で、雪かきの時やお家の中でちょっと寒い時に首に巻いてる物です。そのままでは長いので畳んで調整してから安ピンでとめました。
伸縮性があるので皺も出にくく、生地が重なってぷっくりしていますが意外と使いやすい。襟元も比較的落ち着いてます。
たまたま目についたのがこの生地だったんですが、極端に伸びて戻りの悪いニットは別としてニット半襟ってアリだと思いました。(切りっぱなしでもほつれにくいし)
今日も帯位置はやや高め。
サムライ結びのアレンジ。(成り行きで手が長くなった)
サムライ結びの成り行きアレンジ
手を長めに取り、ひと結びの時に垂れ先を抜き切らずに残します。手先を折り上げたらもう一度折り返し、あとはサムライ結びの要領で胴に垂れを通して完成。
上の画像では帯から出てる左側が垂れ先、右側が胴に通した方。この長さと角度が大体同じになるように調節するとなんとなくまとまりが出るような。
サムライ結び系って背中のホールド感が心地いい。
手が長ーいバージョン、結構気に入った。
着ているもの
着物類
肌着類
昨日着てた椿ジャガードの袖丈のお直しですが、今朝とりあえず縫い目を解きました。つい先延ばしにしちゃうので(こうなるともう縫うしかなくなる)。素材的にはミシン縫い併用でザックリした仕立て(家庭洋裁っぽい感じ)が多いイメージだけど、とっても丁寧な手縫い(縫い方もちゃんとした和裁)でなんだか意外。
この着物です。
うまく言えないけど、これを縫った誰か(元の持ち主さんなのか、そのお母さんかおばあちゃんか…もしかしたら縫い子さんかも??)からそういうのも引き継ぐつもりで丁寧に直そうと思いました。
アンティークでも何でもない庶民的な素材のリサイクル着物だけど、こういう手作り品ってひとつひとつに物語的なものがあるんだろうなぁって感じます。生地を買いに出掛けたり、サイズを測ったり、裁断したり縫ったり…そういうのを思い浮かべただけでもほのぼのしちゃうっていうか。
まぁ縫った人は最終的に見ず知らずのおばちゃんが着る事になるなんて思いもしなかったでしょうけどねw